Siv3D June 2013 で追加予定の機能
まもなく Siv3D の次期アップデート June 2013 をリリースします。
一番の目玉機能は Visual Studio 2012 のプロジェクトテンプレートを使った、セットアップの大幅短縮です。
今まで Siv3D をダウンロードしてからサンプルコードを実行するまでは 5 分以上かかる長い設定が必要でしたが、June 2013 からは環境変数の設定とテンプレートファイルのコピー(1分程度)だけで導入が完了します。
新しいプロジェクトを作る際には、
このテンプレートをクリックするだけで必要なプロジェクト設定や engine フォルダのコピーを自動で行ってくれます。
これでバリバリ Siv3D を使ってプログラムを作れるようになりますね!
この機能は、サークル早稲田コンピュータエンタテインメントの @agehama_ くんが開発してくれました。
ほかに予定している主な更新は以下の通りです
- 2D 描画時のステンシルによるマスク機能
- 矢印描画機能
- フォント描画時の行間設定
- フォント描画のタブ文字対応
- 波形合成の関数
- L"( (10,10),(20,20),(20,10) )" といった文字列による Quad と Polygon の初期化
- アルファ画像・Texture を RGB カラーと 1 つの 画像ファイルから作る機能
- const な図形オブジェクトを移動する operator+
- May 2013 でデバッグビルド時 Sound::stop() や Sound::setPosSec() が assert を発生させるバグの修正
- May 2013 で Sound のループが不正になったバグの修正
- いくつかの小さなバグの修正